第三者評価を受けた保育所は9% 国は「保育を見る」評価を試し始めました
保育所の第三者評価は努力義務で、受けている園は全国で9%です。受けても保育の中身の改善につながりにくい、と国の調査研究も書いています。令和8年度からは、保育を3〜4時間観察する物差しを使ったモデル事業が始まりました。自分の園の評価結果の調べ方もまとめました。
保育・こども政策のニュースを、現場の言葉で
保育に関わるすべての人に向けたメディアです。保育・こども政策関連のニュースを噛み砕いて解説し、制度や統計の「で、現場はどうなるの?」を一次情報にあたりながら整理しています。
保育所の第三者評価は努力義務で、受けている園は全国で9%です。受けても保育の中身の改善につながりにくい、と国の調査研究も書いています。令和8年度からは、保育を3〜4時間観察する物差しを使ったモデル事業が始まりました。自分の園の評価結果の調べ方もまとめました。
2026年10月、岡山県が保育施設などでの虐待の状況を初めて公表したと報じられました。施設名は出ていません。2025年10月の児童福祉法の改正でできた「毎年の公表」は、もともと施設名を出す仕組みではなく、国のガイドラインにもそう書かれています。個別の事案の公表との違い、名前が出るのはどんなときか、通報をためらう理由にならないかを、条文とガイドラインから整理します。
待機児童は減ったと思ったらまた増え、過疎地では定員が埋まらない。指針は「遊び」を学びとして説明する方向で見直され、0〜2歳は働いていなくても園に通えるようになりました。12月には性犯罪歴の確認が始まります。いまの保育の大きな流れを6つに分けて、関係する記事への入口をまとめました。
一斉保育の幼稚園から、遊びを中心にした幼稚園に移ってくると、同じところでつまずきます。コーナーを出しっぱなしにできない、全員に合う環境が作れない、ケガが心配で止めてしまう、部屋が散らかる、何を足せばいいか分からない。一斉保育で身についた感覚とどこがぶつかっているのかを整理して、明日できることと、受け入れる園長・主任ができることを書きました。
千葉県流山市で、市にひとつだけの市立幼稚園を廃園にする条例案が、2026年10月に市議会で否決されました。園児は定員60人に対して12人。市は、私立幼稚園で配慮が必要な子の受け入れが増えていることも数字で示していました。公立幼稚園は保育所と違って運営を民間に任せる道がなく、1園ずつ「廃園か存続か」が議会にかかります。市と議会の会議録から、何が論点だったのかを読みます。
奈良県香芝市の認定こども園で、4歳の男の子が凍らせた一口サイズのゼリーをのどに詰まらせて亡くなったと報じられました。国が今年配った「使用を避ける食材」の表に、ゼリーは載っていません。けれど同じ国のガイドラインには、ミニカップゼリーは一口あたりの窒息事故の頻度が餅に次いで高い、と書かれています。表の読み方と、明日の献立で確かめられることをまとめました。
一斉保育の幼稚園から自由保育の園に移ると、「これって放任じゃないの?」と感じることがあります。「自由保育」と呼ばれる園にも、環境を整えている園とそうでない園があり、環境がなければ遊ばせているだけになります。一斉保育で使っていた製作や絵本や手遊びは、そのまま保育室の環境にできます。明日の朝からできることを書きました。
保育所の監査には、都道府県などが行う指導監査と、市町村が行う確認の監査があります。原則として事前に通知され、年1回の実地が原則。ただ実地で行われたのは全国の保育所の54.6%でした。国の標準監査調書から、保育士に関わる項目を拾いました。